宝石鑑定士とは
当サイトの運営は米国宝石学協会(The Gemological Insutitute of Ameriac=GIA)宝石鑑定士コース(Graduate Gemologiste=G.G)を卒業した者が行っております。
宝石鑑定士の資格とは何か?
 

一般的に宝石鑑定士と言う呼び方ですが厳密には違う呼び方をします。国家試験制度により定められている 資格ではなく、宝石鑑定の学校で宝石鑑定の知識、技術を学び卒業試験 に合格して卒業した者、または宝石鑑定機関で日々宝石鑑定の仕事に従事する 者を一般に宝石鑑定士と呼びます。本来はグラジュエートジェモロジスト=宝石学有資格者(G.G)と呼ぶ方がふさわしいです。 では、どこの学校を卒業していてもいいのか?と言うと、それはそれでいいですが、その学校により中身はいろいろできちんとしているところ、そうでも無いところといろいろです。国内的だけでなく国際的につ通用するレベルの認定機関となるとそう多くありません。業界スタンダードである米国宝石学協会(Gemological Insutitute of Ameriac =GIA)とFGAが一般的で、日本では全国宝石学協会が有名です。

GIA卒業証書
   
ぼくは1990年4月30日に GIAサンタモニカ本校(アメリカ/カリフォルニア州)を卒業しました。現在は移転してサン・ディエイゴにあるみたいです。まあ、卒業したからと言って力がある証拠ににはなりませんが。(時々ですが卒業出来ない者のいます。)とにかく、卒業試験に合格しています。
 
宝石鑑定士とは
 

宝石鑑定/鑑別(GIAではGraduate Gemologist)のコースでは、ダイアの鑑定方法と宝石の知識と宝石鑑別の方法を学びます。ダイアの鑑定は顕微鏡を使いその石のグレードを基準にそって決定します。鑑別は石の特性を機材/機械を用いて検査し、その結果により石が何であるか判断いたします。(鑑別機関が使用する機械は特別なものです)

 
G.I.AのG.G(グラデュエート・ジェモロジスト)のコースを卒業した者は、正しい石の知識、機材の使い方、判別する基準を学んだと言う事です。ダイアのグレーディングと色石の鑑別に分かれております。使用する教科書はかなりの量で、アメリカの授業は講義と実技でたくさんの石を実際にグレーディング(鑑定)、鑑別を行います。最後に実技と学科の試験があります。難しいか簡単かは人それぞれ感じ方が違うと思いますが、時々試験に通らない人もいます。日本ではアメリカの通信教育にあたりますが、どんな授業かは良く知りません。とにかく宝石鑑定士は職業として宝石鑑定/鑑別を行っている人の事を指します。
 
G.Gだからといって何の機材もなくその石が何であるか、天然か合成か、処理がされているかされていないかを確実に判断するのは無理があります(石にもよりますが)。G.I.Aでは基本的にジェムストーンを中心に勉強を行います。天然石と呼ばれている範疇の種類はかるく流す程度です。また石により今現状で最新の機材を使いどんなに詳しく検査をしても判断出来ないと言うものも出てきます。
簡単な機材はぼくも持っておりますが、検査内容が限られます。また今現在、鑑別を仕事として専門に行っている訳ではなく、新しいものがいろいろ出回ります。鑑別の仕事に日々従事していないと最新のものには着いていけません。販売を目的として取引をしているだけでは無理です。そのために鑑別機関に出すようにしております。
 
G.Gは少ない。
 
G.Gを取得した人は大抵がダイア、色石の業界で働きます。通常このサイトで扱っているような天然石(半貴石)の業者ではG.Gである 人も少ないです。基本的に天然石と呼ばれる範疇の石はあまり授業では行わない事が多いです。だからと言ってまったく役に立たないかと言うとそうでも無いです。教科書、ノート、参考書等の資料、鑑別の方法を知っているのは大きいです。後、G.Gと名乗る以上、石に関してキチンと正しい事をと言うプライドがあります。(これは個人差がありますが)